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2023『夏のクッキー缶』のお話

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こんにちは

ミモザショコラトリーのしおりです

 

今年も『夏のクッキー缶』の販売がはじまりました!

毎回、新作クッキー缶を楽しみにしてくれている

お客様がいてとても嬉しいです!

 

今日はせっかくなので

スタメン入りしたクッキーたちを紹介したいと思います。

 

①アマゾンカカオのクッキー

カカオパウダーを混ぜた生地にカカオとチョコレートも混ぜこんであります

『カカオのクッキー』って実は難しい。

カカオニブ自体は甘くないどころか、むしろ苦いだけなので、シンプルなクッキー生地に合わせても口の中で融合しません。

何回もレシピを微調整して完成しました。

チョコチップクッキーとも違う、カカオだからこそいいんだ、って思える香りと

口残りの良さを感じて欲しいです。

 

②有塩バターのクッキー

去年からつくっている大好きなクッキーです。

このクッキーが好きだと思っている方は

私だけじゃないはず。

「小麦粉とバターと砂糖と卵」

歯応え、甘み、重さ、香り

シンプルだから譲れないポイントと

噛んでいくうちに沁みわたる有塩バターの

塩気がたまらんのです。

 

③ピーカンナッツクッキー

ざっくざっく食感の薄めのクッキーです。

ピーカンナッツをキャラメリゼして香り豊かにしています。

マダガスカル産バニラもたっぷり入れてあるので

口の中に上品な香りが漂います。

始めはピーカンナッツだけで試作も進行していました。

美味しい、美味しいんだけど

なんだかバチっとこない・・・

何かが足りない気がする・・

3,4日悩んだ末に

バニラを思いっきり入れてみて納得のレシピになりました。

 

④マカダミアチョコレート

マカダミアナッツって

なぜだか夏っぽく感じるのは私だけでしょうか。

ハワイのイメージがあるからかなぁ

実はピスタチオに次ぐ高級品なのがマカダミアです。

そんなイメージないと思いますが

どうしても今回のクッキー缶には入れたいなと

始めから決めていました。

好きですよ、マカダミアでしか味わえない独特の香りが。

今回はキャラメルチョコレートをまとわせてから

ココアパウダーで味を引き締めています。

心もハワイアンで行きましょう

 

⑤ココナッツチョコサンド

ココナッツキャラメリゼとホワイトチョコのクッキーです。

ココナッツのお菓子を食べたときに

繊維みたいなのが口に残るのが苦手だなと思っていたので

なるべくココナッツロング(繊維のもと)を

控えてあります。

その代わりにココナッツミルクパウダーも使ったり、

ホワイトチョコにココナッツオイルを混ぜたり、

1口サイズのクッキーにこだわり素材が集合しています。

ふんわりココナッツを感じる

ミルキーなチョコサンドクッキーです。

 

 

 

⑥堀口珈琲のホワイトモカロッシェ

エメラルドグリーンの包み紙の中に

ちょっとへんてこな形の

チョコレートがひとつ。

高品質な堀口珈琲さんの深煎り珈琲豆を

粗挽きにしてホワイトチョコレートと組み合わせています。

結構香ばしめにローストしたアーモンドと

しっとりしたココアクッキーを

クラッシュして、ロッシェに仕立ててます。

 

⑦レモンシュガークッキー

アヒルの形のクッキーです。

アーモンドスライスを羽に見立てているのが

チャームポイントです。

キュンと酸っぱいレモンを絞って

シュガーアイシングにしてあります。

だんだんとレモン汁がクッキーに染みていくから

食べるタイミングで食感がかわるのも

アイシングクッキーの面白いところ。

 

⑧抹茶シュガークッキー

小さい葉っぱのクッキーが

緑色なのは、抹茶「松風」が

混ぜこんであるからです。

意識してないと、流れまかせに食べて

なくなっちゃうから気を付けてくださいね。

 

⑨イチゴメレンゲ

サクッとしゅわっと軽いメレンゲクッキーに

あまおう苺のパウダーを混ぜてあります。

ミルキーな風味が優しくて

可愛らしい味をしています。

 

何作目のクッキー缶だったっけな。

って思うけど、毎回違って毎回愛おしい。

試作してる時はキッチンが散らかってしょうがないです。

なんだか違うんだよなあって、

考え込んで仏像のように動かなくなる時もあるけど

そんな時間があるからこそ、完成した時の喜びも大きいです。

よかったら食べてみてください。

去年の夏のクッキー缶に入ってた

レモンチョコサンドが急に食べたくなってきたので

また作ろうかなと思ってみました。

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作りたての焼菓子をお楽しみください。

この記事を書いた人

渡邉 栞

29歳で独立してお菓子屋さんを開業。2人の子供を育てながらチョコレート店を経営しています。

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